自動給水システムの自作


複数の栽培器に水補給する手間を軽減するために、サイフォンの原理を利用した自動給水システムを製作します。給水と同時に水位調整も行います。

仕組みは、高い位置の「給水予備タンク」に液肥を溜めておき、そこから低い位置の「自動給水器」へ液肥が流れ、サイフォンの原理を利用し自動給水器で給水と水位調整を行います。

自動給水器内部で使用するミニフロートバルブです。とある方から1000円で購入しました。水洗トイレタンクと同じ仕組みで使用するフロートですが、実際にトイレで使用されている本格的なものは5000円くらいします。

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このミニフロートバルブが余裕で入るくらいの容器を準備し、フタ部分にミニフロートバルブを取り付けます。今回は観賞魚のエアーホース(内径4mm×外径6mm)を利用するので継ぎ手部分にエアーホース連結ジョイントを接着しコーキングします。(もっといいやり方があるはずです)

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容器の下の方には、栽培器へ給水するための穴を空けて、エアーホース連結ジョイントを接着しコーキングします。穴はハンダゴテで穴を開けて熱いうちにエアーホース連結ジョイントを差し込むと良いです。

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次に給水予備タンクを作成します。20Lの発泡スチロールにアルミ蒸着シートを貼り付けただけのものです。うちの場合、40Lは欲しいところでした。給水予備タンク専用の台を作成し、その上に設置します。

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給水予備タンクから自動給水器にエアホースを接続し、自動給水器から各栽培器へ液肥を送っています。

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ちなみに、この自動給水システムは、ミニフロートが良く詰まるので、頻繁に自動給水器をシャカシャカ振って詰まらないようにしています。