特徴
アブラナ科。
基本的には20℃前後の冷涼な気候を好む。
発芽適温は15~25℃。生育適温は15℃~20℃。結球適温は13℃~20℃。
栄養価
ビタミンCやビタミンK、ビタミンU、カルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維などが多く含まれています。
播種/定植
夏まき秋冬どりでは、7月中旬~下旬にタネをまき、8月中旬~9月中旬に植えつけ、11月上旬から収穫し始めます。
秋まき春どり栽培では、10月にタネをまき、11月に植えつけ、翌年の4~5月に収穫します。
ポットまきは、9cmポットに種を5~6粒、本葉5~6枚になったら定植します。
株間:40cm
間引き
発芽したら3本に間引き、本葉2枚で2本に間引き、本葉3~4枚で1本立ちにします。
水やり
ポットで発芽までは乾燥に注意し、発芽後は毎朝水やりをします。
定植後、乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。
追肥
本葉が10枚程度に成長したら、株元に軽く土寄せします。
追肥1回目:植え付けから2週間~3週間後。
追肥2回目:結球が始まったころ。
収穫
玉が肥大し、手で押してみて固く締まっていれば収穫適期です。
保存方法
芯をくり抜き、水を含ませたキッチンペーパーを詰めたあとにポリ袋などに入れて、芯のあった部分を下にして冷蔵庫で保存します。キャベツに呼吸させるため、袋は軽く口を閉める程度にしておきます。1ヶ月程度は保存できます。
丸ごと使わないときは、カットするのではなく、外の葉からはがして使うと長持ちします。
カットした場合は、湿らせた新聞紙で包み、ポリ袋などに入れて保存するとよいでしょう。
千切りキャベツはボールなどに入れて、水に浸しておくことで鮮度が保たれます。その際は、水を毎日替えることが必要です。2~3日程度保存できます。
栽培のポイント
大きなキャベツを育てるポイントは外葉の役割が大きいので、結球開始期までにできるだけ外葉を大きく育てることが重要です。
病害虫
アブラナ科の代表的な連作障害、根こぶ病にかかると収穫が期待できません。
キャベツは害虫が発生しやすい野菜です。コナガ、アオムシ、ヨトウムシがよく発生します。