特徴
アブラナ科。
アスパラガスに似た甘みある茎ブロッコリー(スティックセニョール)です。次々と伸びる側花蕾を長期間収穫できます。20cmくらいの長い側花蕾が15本程度取れます。
発芽適温は10~15℃。生育適温は18℃~20℃。
栄養価
ビタミンCやβ-カロテン、カルシウムを多く含みます。
そして、病気の予防や健康維持に良いと言われるファイトケミカルであるスルフォラファンが豊富です。
播種/定植
ポットまきは、9cmポットに種を5~6粒、本葉5~6枚になったら定植します。
定植後は支柱を立てます。
株間:20~40cm
間引き
発芽したら3本に間引き、本葉2枚で2本に間引き、本葉3~4枚で1本立ちにします。
水やり
ポットで発芽までは乾燥に注意し、発芽後は毎朝水やりをします。
根腐れをおこしやすいので、用土の表面が乾いた時に水やりをする。
追肥
本葉が10枚程度に成長したら、株元に軽く土寄せします。
追肥1回目:本葉8枚のころ。
追肥2回目:頂花蕾(ちょうからい)の見え始めのころ。
多肥性であるため、2週間に1度の追肥(10g/株)でもよい。
最初の収穫を終えたあとも、側枝の生育を促進するために追肥(7g/株)します。
追肥時は土を深くまで掘り混ぜてしまうと根を傷めることがあるので注意します。
収穫
定植後55日ほどで収穫開始です。頂花蕾が500円玉くらいになったら花蕾直下を摘芯し、その後伸びてきた側枝を花蕾がしまりあるうち(10円玉大)に収穫します。茎の太さ2cm、長さ15~20cm程度が収穫物の目安です。とり遅れると花が咲くので注意します。
切り口を乾燥させるため太陽の方角を向くように斜めに切るようにします。
保存方法
軽く湿らせた、新聞紙かキッチンペーパーに包みその上からラップかポリ袋で包んで野菜室で立てて保存します。生の状態で保存しておくと、つぼみが開きだし黄色くなってきますので、早めに湯がいておくことをオススメします。生の状態での賞味期限は、2~3日程度です。
つぼみが柔らかくなってしまうので水洗いは避けます。
栽培のポイント
花蕾がなりだしたら肥料切れを起こさない事が収穫量が増えるポイントです。
病害虫
育苗床では立枯病やべと病が、植えつけ後は黒腐病や黒斑病などの細菌病や、根こぶ病などの土壌病害が発生します。
収穫後の切り口から軟腐病などの細菌が入ることがあるので、切り口を乾かすようにします。
ヨトウムシ、コナガ、アオムシなどが大敵です。アブラムシも大量発生することがあるので注意します。