オーバーフロー栽培器のリニューアル


栽培ボードの再作成

トロ舟に浮かばせている発泡スチロール製の栽培ボードが厚すぎて使いづらいのと、穴の大きさやピッチが使いづらいことから、再作成しました。
今回は、発泡スチロールをやめて、ダウ加工のスタイロフォームを使用します。スタイロフォームとは、押出発泡ポリスチレンフォームの断熱材・保温材です。発泡スチロールと比べて加工時のくずが出にくく加工しやすかったです。

スタイロフォームの1枚板(20 x 910 x 1,820)を準備して、80Lトロ舟の30Lラインに収まるようにカットします。
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トロ舟2つ分です。スタイロフォームはもう1つ分くらい余りました。
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これはトロ舟1つ分を半分にしたものです。半分にすることでメンテナンス性を増しています。白い線は両面テープです。
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アルミ蒸着シートを貼ります。(写真ではまだ貼っていません)
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貼り付けた後、裏から見るとこのようになります。
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続いて穴開けですが、穴の位置決めをして、先にアルミ蒸着シートだけを切り取ります。ホールソーを使う際にアルミ蒸着シートがうまく切れないので。
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スタイロフォームにホールソーで穴を開けて完成です。
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給水パイプの再作成

液肥補充タンクからトロ舟へ液肥を供給する給水パイプですが、以前使用していた物では今回のサイズに合わなかったので再作成しました。今回は、13mmの塩ビ製チーズにホースを接続して使用します。
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給水部分です。
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排水パイプの再作成

トロ舟からオーバーフロータンクへ排水する排水パイプですが、以前使用していた物はしばらくすると空気が入って排水量が低下する不具合がありましたので、今回は後継が大きめ(32 x 39)のホースにしました。処分価格でしたので120cmで240円程度でした。
これを半分に切断して60cmで使用します。
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液肥補充タンクの変更

以前の独自調査により、pH低下の原因と思われるこの黒トロ舟を、緑トロ舟に変更するのが手っ取り早いですが、もったいないので、手元にある家庭菜園用ビニールシートを使うことで黒トロ舟に液肥を接さないようにしてみました。
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セット

栽培器をきれいに水洗いして栽培ボードをセットしました。
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液肥が無い時は30Lラインです。
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液肥を入れてオーバーフロータンクの位置を調整すると40Lラインです。
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リーフレタスを定植しました。
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