OATハウス(旧大塚ハウス)の培養液作成


ハイポニカはお手軽で良い液肥ですが、更なるコストダウンを目指して、OATハウス(旧大塚ハウス)に変更することにしました。

オークションサイトで小分け販売されていた物を落札しました。1号(1200g)、2号(800g)、5号(60g)で2,000円でした。これでEC1.3の培養液を800L作成できます。吸湿力が強いのでしっかり密封パッキングされて届きました。
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濃縮液の保管にはハイポニカ4Lの容器を流用しています。Aに1号、Bに2号を入れています。余った粉末はチャックビニールを2重にして、更に、乾燥剤を入れた密封容器に入れて保管します。5号はまだ使用しないので粉末のままです。
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使い方は以下のとおり。
■各濃縮液作成
・1号600gを4Lの水に溶かす。
・2号400gを4Lの水に溶かす。
・5号20gを1Lの水に溶かす。

■培養液作成
・EC 2.6:1号濃縮液100cc+2号濃縮液100ccを10L(10000ml)の水に入れてかき混ぜる。
・EC 1.3:1号濃縮液 50cc+2号濃縮液 50ccを10L(10000ml)の水に入れてかき混ぜる。
・EC 0.6:1号濃縮液 25cc+2号濃縮液 25ccを10L(10000ml)の水に入れてかき混ぜる。

・5号を使用する場合は上記培養液に15cc(大さじ1杯)程度入れてかき混ぜる。

■OATハウス肥料の成分組成
OAT

■培養液のEC管理例(dS /m)
OAT-EC

培養液のpHは5.0~6.5の範囲で管理します。pHが6.5以上になると、マンガンや鉄等の微量要素欠乏が発生しやすくなります。またpHが5.0以下になると、カルシウムなどの吸収が悪くなります。

OATハウスのメーカである「OATアグリオ株式会社」は、2010年9月28日に大塚化学株式会社からMBO(マネジメント バイ アウト)により分離独立した会社です。
大塚ハウスはOATハウスに名称変更されたようです。